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働く女性のためのメディカル・ケア分野
働く女性健康研究センター
主任研究者 矢本 希夫 ;和歌山労災病院 副院長・産婦人科部長
【目的】
近年、わが国において男女雇用機会均等法や労働基準法などの重要な法律の改正により、日本の労働人口6,666万人(平成15年)のうち約40%と、あらゆる職場への女性の進出が拡がっています。特に、パートタイム労働者1,211万人(平成14年)のうち、女性(短時間雇用者)が83.5%を占めるようになりました。これら15歳から65歳未満の働く女性は、日本の経済や産業の発展に重要な役割を果たしています。
一方、働く女性には、男性と違って、思春期後期から性成熟期を経て、更年期へと移行する年齢的変化とともに、1ヶ月ごとの月経周期(月経期・増殖期・分泌期)による女性特有のホルモン環境の月間リズムや個人が自覚できる体調の変化が繰り返し起こっています。
本研究では、このような加齢や月経周期の変調が女性の「生活の質」(Quality of Life ;QOL)、特に働く女性の「就労の質」(Quality of Working Life ;QWL)にどのような影響を及ぼしているのかを調査・研究し、これらに配慮した職場管理の在り方を探り、働く女性が安心して働ける女性に優しい職場環境の整備と、健康管理・疾病予防に対するサポートの充実を図ることを目的としました。
【研究1 職業生活を通じての女性の健康管理に関する調査研究】
働く女性にとって職業生活を送る15歳から64歳までの期間は、同時に月経周期や加齢の変調が起こる期間でもあることから、月経周期や加齢の変調が、働く女性の「就労の質」(Quality of Working Life ;QWL)にどのような影響を及ぼしているかについて次の3つの調査・研究を実施し、これらに配慮した職場管理の在り方を探り、働く女性が効率よく快適に安心して働ける職場の環境整備と、健康管理・疾病予防に対するサポート充実に役立てます。
1−A 月経関連障害が働く女性のQuality of Working Life (QWL)に及ぼす影響(PDF:602KB)
1−B 更年期障害が働く女性のQuality of Working Life (QWL)に及ぼす影響(PDF:263KB)
1−C 女性の深夜・長時間労働が精神的及び内分泌環境に及ぼす影響(PDF:602KB)
【研究2 女性外来のモデル・システム開発に関する研究】
平成13年度から働く女性を対象とする女性外来を設置している関東労災病院、中部労災病院、東北労災病院、和歌山労災病院の担当医師を中心にして、働く女性を対象とした女性外来の理念や院内、院外の専門診療科との連携等の推進体制などを検討し、モデル・システムを提案するとともに、女性外来の臨床で課題となっている事項について臨床研究を行い、働く女性への質の高い医療の提供を目指します。
研究2 女性外来のモデル・システム開発に関する研究(PDF:469KB)
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